* * E-bikeで止まる、京都のすきま世界 **
** マクロレンズで覗く、森のすきま宇宙 **
ひっそりとした気配を求めて、
日常の中にひそむ、非日常のポケットへ。
このブログでは、
E-bikeで止まりながら出会った“京都のすきま風景”と、
マクロレンズで覗き込んだ“森の微小宇宙”を、
ふたつのテーマに分けて記録しています。
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立ち止まることは、たいてい“ついで”の中に生まれます。
目的地があるとき、人は止まらない。
E-bikeという乗り物は、
楽に行きたいところまで行けるぶん、
心に余裕が生まれる。
だから、止まりたいときにちゃんと止まれる乗り物です。
京都では、ついでに立ち止まることでしか出会えない風景に、
ふと日本人の**“心宇宙”**のようなものを感じることがあります。
森もまた、立ち止まらないと見えてこない。
粘菌はその極みのような存在で、
しゃがみこんでようやく出会えたその姿には、
そこに**“小宇宙”**を感じずにはいられません。
それらは予定の中にはなくて、
ついでが生んだ余白の中に滑り込んでくる“偶然の余地”**のようなものです。
あるいは、ついでの中にだけ許された時間なのかもしれません。
気づけばスマホに目を奪われ、時間に追われ、
すべてがSNSの渦にかき消されていくこの時代で、
だからこそ、ブログというかたちで、静かに残しておきたいと思いました。
その瞬間にだけ出会えたものを、
写真とことばで、そっと記録しています。
かつて取り組んでいた映像や音楽の仕事については、
以下のポートフォリオに少しだけ記録を残しています。